夏越大祓式(なごしおおはらえしき)
令和6年7月27日(土) 午後5時半より斎行致します。
※開式五分前までに受付をお済ませください
●茅の輪は、8月6日まで設えていますのでご自由にお詣り下さい。人形等も社殿前にご用意しております。
※雨天の場合は、神社役員のみ社殿にて祭典を行います。茅の輪は、午後六時頃より、ご参拝の皆様におくぐりいただけます。
★夏越大祓式(輪くぐりさん)とは
知らず知らずのうちに身についた「罪・穢れ(気枯れ)」を「人形(ひとがた)」に移し、神前の「茅の輪(ちのわ)」をくぐりお祓いをする神事です。
疫神退散・家内安全・諸業繁栄を祈願致し 「大頭神社夏越祭り」(輪くぐりさん)を執り行います。大頭の大神さまの新たな力をいただき、暑い夏をのりきれるよう祈願しましょう。
★人形(ひとがた)神事
「人形」の表に氏名・年齢・性別をご記入の上、身体をさすり、三度息を吹きかけ、身についた半年間の罪や穢れを「人形」に移します。「車形」には、車番、もしくは主な運転者の氏名をご記入の上、交通安全を念じて当日お持ち下さい。
※人形(ひとがた)・車形(くるまがた)は神社の賽銭箱横にあります。
※これら人形・車形は「夏越大祓式」の日にお初穂料を添えてお持ちください。
※人形(ひとがた)はお一人一枚、車形(くるまかた)は一台一枚にご記入ください。
●当日お持ちになれない方は、事前に賽銭箱横の専用の箱にお納め下さい。お詣りの方に託されても結構です。
★ 茅の輪(ちのわ)神事
茅の輪(ちのわ)神事は、強い生命力と神秘的な除災の力があるとされる「茅(かや)」の力を借りて、茅でつくった輪「茅の輪」をくぐって身や心を清める神事です。
その由来は、奈良時代の『備後国風土記』の逸文に記されています。旅の途中、日が暮れて困っていた素戔嗚尊(すさのおのみこと)が、ある兄弟の家に宿を借りにいきました。兄の蘇民将来(そみんしょうらい)は大変貧しかったにも関わらず喜んで宿を貸してもてなしました。しかし、弟の巨旦将来(こたんしょうらい)は裕福であるにも関わらず宿を貸そうとしませんでした。
素戔嗚尊は善い行いをした蘇民将来に、「もし疫病が流行ったら、この茅の輪をつけると免れることができる」とお守りを授けました。
その後、疫病が流行し、蘇民将来の一族はそのお守りに守られ難を逃れ、巨旦将来の一族は滅んだといいます。
この蘇民将来が授けた茅の輪に由来し、神事に参列された方に茅の輪くぐりをしていただき、茅の輪のお守りをおわかちいたします。